勉強に「気合い」は要らない

習慣の力を利用する

 朝起きて初めに勉強に取りかかる時や、長めの休憩や食事の後に勉強に戻る時、やる気が出なくてついダラダラしてしまうことが誰にもあると思います。勉強は毎日のことですから、その度に「さあ、やるぞぉ〜!」と気合を入れなければならないのだとしたら、たぶん3日くらいで人間空っぽになります。😁 やる気とか気合いとかはもっと大事な時に使いましょう。

 日々の勉強には習慣の力を利用してください。学校の時間割のように何時何分からどの教科と細かく決めてもよいですし、時間だけ決めてもよいと思います。家で勉強できないという人は、自習室や図書館に到着する時間を決めましょう。気分転換に午前と午後で、また曜日によって場所を変えてもよいですね。それも決めておくのです。

「勉強しなくちゃ」と頑張るのではなく、「遅刻しないように行かなきゃ」という意識を持つのです。机に向かってしまえば、勉強を始めるのにはあまり抵抗がないはずです。辛いのは初めの一週間くらいです。いったん習慣にしてしまえば、続けるのにあまり苦労はしません。自転車を漕ぎ始める時が一番重くて、進み始めればあとはスイスイ漕げるのと同じです。

 浪人生が予備校に通う最大のメリットは、この巨大な習慣の力を利用できることです。その意味ではどこの予備校が良いかなど、二の次三の次です。なんて言ったら予備校に怒られるでしょうか。