模試がヤバかった時

 模試を受けっぱなしにしないことが大切だとは多くの人が頭ではわかっていると思いますが、実際に復習するとなるとなかなか難しいこともあるでしょう。(私はろくにやってなかったなぁ〜😅) 丸一日が模試で潰れてそもそも時間がないし、疲れているし、記号問題はともかく提出した自分の記述解答などうろ覚え。それでも、よく出来たという手応えのある時はまだ良いのですが、「ヤバい。難しかった……😨」と呆然と帰宅した時などは、何をどうしたら良いのか、途方に暮れてしまいますね。

 そういう時は、いきなり解き直しをしたり、解答・解説を読んだりするのではなく、持ち帰った問題をパラパラめくりながら、試験中の振り返りをしてみてください。

 例えば英語なら、見たことのある単語がいくつもわからなくて長文が読めなかったとか、時間がかかってしまい終わりの方に手をつけられなかったとか、文章の内容はそこそこわかるのに設問が難しかったとか、緊張したり焦ったりして内容が頭に入ってこなかったとか……。その人その人で色々な分析が出てくるはずです。

 ぼんやりと「難しかった」という状態を、具体的に細かく自分で分類・分析してみると、今後の勉強の仕方について方向性が見えてきます。単語をもっと真面目に覚えようとか、英文構造をきちんと取れていないから文法と和訳(解釈)を強化しようとか、あるいは基礎に戻ろうとか。

 人それぞれなので全員に必ず当てはまるアドヴァイスは不可能なのですが、一般的に言えることとして、現時点で時間が足りなくなることはそんなに心配しなくて良いと思います。また、難しい問題ができなかったからといって難しい問題演習をするよりも、基礎〜中くらいの問題をきちんと取れるように「分厚い」力をつけておく方が良いです。

 脳みそまで溶けそうな暑さですが、冷静に落ち着いて勉強に取り組み続けましょう。