塾のエアコン問題〜暑さの中の寒さがツライ〜
やっぱり今年も異常に暑いですね。「10年に一度の高温」だとか目にしますが、どうも毎年「10年に一度」がきているような……。こうなると当然、塾・予備校の教室内には冷房がガンガンに入っているわけですが、学習そのものとは無関係なこの冷房が地味に重大問題です。
個別指導では小さな個室ごとにエアコンが付いているとは限らず、何部屋かまとめて一台のエアコンであることも珍しくありません。窓からの日差しで効きの悪い部屋に暑がりの男の子がいて、エアコンの風が最初に吹き出してくる日陰の部屋に寒がりの女の子がいるなんてこともあります。その場合は共通エアコンの操作盤を双方がこっそりと上げ下げを繰り返すという暗闘が繰り広げられます。
それでも個別指導の場合はだいぶマシで、集団塾では大きな教室の温度調節がとても難しい。立って一生懸命大声で説明したり板書したりしている先生が汗を拭き拭きしているのに遠慮して、寒いと言い出せずに、上着を重ね、ブランケットを膝にかけて我慢している人も多いでしょう。小学生が5月にダウンコートを持って塾に行っているという話も親御さんから聞いたことがあります。かわいそう😭
家から駅までで汗びっしょり。電車内で冷やされ、また駅から塾までで汗びっしょり。塾で長時間過ごして冷え切る。この繰り返しは非常に体に悪いです。冬の寒さとは異なる汗の冷えとエアコンの風による冷えで、集中力も落ち、勉強どころではないという状態になってしまいます。
塾にかけあって温度を上げてもらうなどできれば良いですが、建物自体の環境やエアコンの位置や古さなどで思うような効果が期待できないことも多いです。お年頃の10代にとっては難しいかもしれませんが、人目を気にしないことです。塾に着いたらすぐに汗をよく拭き取り、ウールの靴下でも、モコモコのダウンでも、保温ボトルに熱めの白湯でも、ありとあらゆる冷え対策をすることが、体調面はもちろん学習面でも、自分のためになります。