地元を離れて宿泊先から入試に臨む人へ

負けてたまるか!

 上京して、あるいは家から遠く離れた都市に初めてやってきて、大学受験の準備をしている方たちもたくさんいると思います。ホテルの枕が合わないとか、大きな勉強机がなくてやりにくいとか、他にも想定外の困りごとがあるかもしれません。試験日に合わせて二度三度と地元との往復をしなければならない人もいるでしょう。自宅から受験する人に比べたら厳しい環境にいることは確かだと思います。

 でも、新しい環境に戸惑ったり不安を覚えたりしながら大勝負に臨むという経験自体が、今、現在進行形で、あなたを強くしています。恵まれた奴らなんかに負けていられるか!という気持ちで試験に臨んでください。

同じ時間に試験会場の下見を

 ひとつだけ、可能ならば是非やっておいてほしい準備があります。特に東京に来ている受験生は、試験会場へ実際に足を運んでください。それも、本番と同じ時間に行ってみてください。朝のラッシュ時と昼までは電車も駅もまるで様子が違います。大きな駅での乗り換えのある人は人波に押されてあらぬ方向へ行ってしまわないように、何よりも混雑ぶりに戸惑って疲れてしまわないように、あらかじめルートの確認をしておきましょう。