「わかった」の次にするべきこと

 昨日の続きです。せっかく「わかった」のに、そこで満足して勉強を終わりにしてしまう人はさらに多いのです。勉強を「スタート」した地点で止まってしまうのです。

 例えば英文法で「時制の一致」のルールを正しく理解したとします。「そうか、わかった。だから答えはこれになるのか!」ととてもスッキリします。ところが、そのままにしていると、また一週間後には忘れているか、同じような文や問題でまた間違います。「わかった」あとに類題を解いたり、問題集を真似て自分でも時制の一致のある文を作ったり、長文の中に時制の一致を発見して納得したり、正解の文を何度も声に出してスラスラ言えるようにしたり……、要は反復練習をして自分で使いこなせるようにすること。それが「勉強する」ということです。一週間経っても、一ヶ月経っても、時制の一致のある文を正しく読んだり、作文したりできる状態を作っていくこと。ここまでやって初めて「勉強した」と言えるのです。

 とはいっても、これがなかなか自分ではやりにくいのですね。英文法のルールは「時制の一致」だけではありませんし。理解の手助けはもちろんのこと、使いこなせる状態に持っていくことを効率的にお手伝いするのが個別指導です。集団塾に行っていて授業もよくわかるのになんだか身についていないなと感じる方は、どうぞご検討くださいね。😊