模試の手応えと結果が一致しているか
「思ったよりできた!」は危険です
河合塾と駿台予備校の第1回の記述模試がそれぞれ14日と28日で終了しました。記憶の新しいうちにできる範囲での答え合わせと復習をしておきましょう。さて、解答返却はまだ先ですし、記述の場合は自己採点にも限界がありますが、ざっくりと、受けたときの手応え通りの結果になっていましたか?
- 「できた感😊」があって、実際よくできていた😊
- 「できた感😊」があって、実際にはできていなかった😓
- 「できなかった感😓」があって、実際にはよくできていた😊
- 「できなかった感😓」があって、実際できていなかった😓
1が最も良いのは当然として、最も良くないのはどれだと思いますか? 結果の悪かった2か4でしょうか? 実は3が最も危険です。
実力がついてくるにつれて、自分の感触と実際の結果のずれは解消していきます。何を聞かれているか理解して、必要な知識と思考回路を使えるようになると、ある程度の問題に確信を持って解答できるからです。
したがって、2と3は良くないのですが、2の場合は自分でもショックを受けるので、何がいけなかったのかを考えるなど、改善のきっかけになり得ます。それに対して3は、「あれ? 思ったよりできてた! なら、いいや〜」と安心してしまいます。時間と共に「できなかった感」は薄れていきますから、知識や思考の修正は行われずに放置されます。
まだ第1回の模試が終わったばかりです。以上のことを踏まえてぜひきちんと復習し、実力をつけて第2回に臨んでくださいね。