わかっていたはずなのにテストで間違える
「失敗してやっと身につくタイプ」の人がいる
真面目に勉強して、正しく覚えて、きちんと読める(解ける)ようになっているのに、なぜかテスト中に余計なことを考えて、できるはずの問題を落とす人がいます。解答が返却されて、その問題を解くのに必要な知識を確認すると完璧に知っていて、今になると自分でもなぜこの答えにしたのかよくわからないと言います。実は、私もそうでした。
覚えているのは受験生時代の学校の国語のテストで、「育む」の読みを書けというもの。それくらいは中学生の頃からとっくに知っていたのです。だったら素直に書けという話なのですが、余計なことを考えるのですね。こんな簡単な読みが高3のテストでわざわざ聞かれるはずがない。「はぐくむ」以外のもっと難しい読み方があって、私がそれを知らないのではないか、きっとそうだ、などと考え、当然その幻の読み方は思いつかず、書いた答えは、「いくむ」。😓 返却されて、いや、「はぐくむ」なのは知ってたんだけど……と自分でも説明がつかない。
本番に弱いということ以外にも、「肝心な時にやらかしてやっと身につくタイプ」の人がいるのだと思えてなりません。子供の頃から「これをやっちゃダメだよ」と言われたことをその通りやってしまって(悪気はない)、「あーあ、本当だ、やっちゃダメだった」と身に染みてわかるということが多かった気がします。こういう人は定期テストや模試でいちいち悔しい思いをするのですが、それでもどんどん受けて失敗を繰り返した方が良いです。そうしないと本番でやらかします。(私は本番でもやらかしましたが。)