「重複」、なんて読む? 漢字ドリルの答えは…
ギョッとするような漢字のミスを、よりによって漢字ドリルの中に発見してしまいました。(正確には、「発見したと思いました。」)書き取り練習のページで、短文中に一部カタカナで漢字の読みが書かれています。ページ下の欄には漢字で正解が並んでいるのですが、その問いの答えは「重複」。へえ、”読み”ではなく”書き”で出題してるのねと、なんとなく上の欄を見ると、「ジュウフク」。
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漢字ドリルで重要熟語のミス?と、初めは自分の目が信じられず、次には怒りが湧いてきました。生徒たちは時間と労力を費やして漢字の練習をしているのに、教材が間違いを教えてどうする!
と、ここまでを怒りにまかせてブログに書きかけた時、ふと立ち止まって、念のため調べてみることに……。すると……、「本来『ジュウフク』は間違いだが、最近ではそちらの読み方をする人が多数派になりつつあり、許容されつつある」とのこと。
ウン十年前の中学高校時代には、「たまにジュウフクと読む人がいるが、チョウフクです。恥ずかしいからみんな間違えないように」と習ったものでした。中には「世の中には、重複をジュウフクと読む無教養な人と、チョウフクと読むまともな人の二種類の人間しかいない」とまで言う教師もいて、私も長年そのくらいに思ってきました。(漢字が読めたからといって教養があるとは思わないけど。)
しかし、言葉は変わっていくものです。これまたウン十年前には間違いとされていた「ら抜き言葉」はすっかり定着し、今やアナウンサーも使います。むしろこれなどは「受身・尊敬・自発」と「可能」を区別するものとして「進化」と捉えることもできます。そうか、そうか、ものすごく違和感があるけれど、今はジュウフクになっているのか……と、一生懸命自分を説得し、ではここまでをブログに書こうと思い直していた時、突然の選挙がありました。
選挙報道を聞いていると、頻繁に「この人は小選挙区と比例のチョウフク候補ですので……」と言うような言い方が出てきます。なぁんだ! みんな、チョウフクって言ってるじゃない! だったらやっぱり漢字ドリルには正しくチョウフクと書いてほしいなぁ。百歩譲っても併記してほしいなぁ。

