東大受験生二人の明暗を分けたものは④
二次試験に向けて再スタート
この年のセンター試験/共通テスト(どちらだったかは内緒)はちょっと大変だったのですが、二人の東大受験生は、「難しかったですー!」とは言っていたものの、難なくクリアしていました。舌を巻きました。特に、授業を休んで対策に専念していたBさんは、その甲斐のある点でした。
センター/共テで目算通りに行くと、センター利用で私大の滑り止めを押さえられるので、二次試験までのスケジュールがとてもラクになります。その分充実した二次試験対策を行うことができます。
Bさんとは久々の授業となりましたが、再スタート後は順調に1ヶ月ほど授業が続きました。課題の第5問(長文)も以前より要領よく点が取れるようになってきました。
一方、Aくんは、入塾時点で実は英語はかなり不利なスタートでした。単語や文法の知識にかなりの抜けがあり、すぐに単語暗記(やってなかった!)を開始し、文法や和訳の仕方も授業を通して認識が変わりつつありましたが、2ヶ月弱の期間でセンター試験を挟んだこともあり、まだ目に見えるほどの成果はありません。頼まれて授業回数を増やしました。当然、その分予定管理は複雑になりますが、ようやく遅刻や勘違いによる欠席は減ってきました。(「減った」だけで、まだありましたけどね。😅)
過去問の出来は、二人とも「希望はつながっている。依然として厳しいことに変わりはないが……」という状態で、こちらも授業に熱が入ります。