英語を得意科目にしたい

　「英語は得意だと思っていた」と過去形で語る受験生を教えることが近年多いのです。早期教育を受けてクラスメイトより早いスタートを切ったので中学の授業などナメてしまい、地道に単語や音読の演習をしてこなかった結果、徐々に成績が伸び悩み、受験生になって個別指導を受けるようになり、中１で学習する基本表現も身についていないことを発見してしまう生徒さんたちです。

　大学受験で英語を得意科目とするのに早くから勉強を始めたかどうかは関係ありません。今は小学校から一応英語を教えるようになりましたが、中学からでも遅いということはありません。中学受験のために英語の先取り学習ができなかったという人も、心配いりません。肝心なのは、バランスの取れた正しい勉強方法で基礎をしっかりと勉強し続けることです。「続ける」がポイントです。

　まだなんの知識も入っていないまっさらの状態で、初めから正しい発音で正しい英文をインプットしていくことが重要です。教科書の音源を聴いて発音練習をしたり、単語の綴りを手で書いて覚えたりというごく普通の勉強を習慣として続けていけば、中学の３年間で基礎がしっかり身に付きます。強固な基礎の上にはやすやすと応用がのるものです。