共通テスト英語リスニングの配点がフシギ、というより理不尽
リーディングと同じ100点満点のリスニングですが、この配点、どうもいろいろ "無理矢理感" が濃厚です。
まず、試験時間がR80分とL60分。なのに同じ100点。
設問数がR49問とL37問。なのに同じ100点。
したがって1問あたりの配点がR2〜3点に対し、Lは主に3〜4点。
リスニングの中だけでも、ゆっくりはっきり2回も読まれる笑っちゃうほど簡単な第1問Aでも4点なのに、1回しか読まれずメモや下読みの必要な後半の問題は1〜4点。
とにかく表面上リスニングの配点をなにがなんでもリーディングと同じにすることありきで作ったように感じられます。その結果、受験生は1問につき2〜3点しかもらえないリーディングを80分間超速でこなし、疲れ切ったところでさらに60分もの間、ちょっとぼんやりしたら4点も失ってしまう放送を聞かなければいけなくなるのです。読んでわからないものは聞いてもわかるはずがないのだから、リーディングとリスニングを同じ比率にする必要なんてそもそもないのですが。
ただ、この理不尽な配点、結局は多くの大学でリスニングが軽めに計算し直されます。例えば東京大学ならR100点→140点に、L100点→60点に、という具合です。なんだか無駄な遠回りですね。