私大医学部後期
2月が終わると塾の生徒さんたちの動きはさまざまです。私大医学部の逆転大合格を勝ち取って新生活の準備に入った人、浪人を決めて後期は受けずに来年の医学部入試に向けてスタートを切った人、医学部以外への進学を決めた人、ひとまず国公立前期入試を終えて結果待ちの人、そして入塾してくる新受験生もいます。
出講先の塾も、医学部の前期試験中は閑散としていたのに、今は「静かに賑わっている」という雰囲気です。3月1日〜5日にかけては主に関東の私大後期入試が首都圏会場で行われます。ちょっとしたラッシュの状況で、2日は昭和大学、埼玉医科大学、関西医科大学の3学がかぶっています。2〜3年前から後期試験を始めた聖マリアンナ医科大学は5日に単独で行われるためか、出願者数がものすごいことになっているとか……。チャンスが多いのはありがたいこととはいえ、そのどれもが狭き門ですね。
ただ、毎年必ずそれぞれの大学に正規合格している人たちはいるのです。(当たり前ですが。)それも、誰もが認める成績優秀者だけではなく、ちょっと厳しいかもとか、補欠に残ってなんとか順番が回ってくれば……とか思っていた人が、不意に歯車が噛み合ったように各教科の試験がうまくいって、本人も驚きの合格という結果になることが割と多いのです。ですから、受験する以上は最後まで諦めず、他人より1点でも2点でも多く取ろうと貪欲に臨んでください。そしてそのための努力をギリギリまで続けてください。