小論文演習は清書まで
必ず原稿用紙を使って
面倒がらずに手を動かすというのは勉強の基本ですが、小論文はその最たるものだと言えます。一度書き上げるのは当然として、添削をしてもらった後も「ふーん」と眺めるだけでなく、それをもとに書き直すのです。
演習の際は必ず原稿用紙を使いましょう。たくさん書いているうちに、どのくらいの内容をどのくらいの字数で書けるのかがなんとなくわかるようになります。実際の入試で大学によって制限字数が400字だったり800字だったりと色々でも、その感覚があると、もっと内容が必要だとか、逆にこれでは入り切らないから絞ろうという判断が、メモの段階でできるようになります。
私の場合は、一本の小論文につき複数回の添削をすることがほとんどで、内容そのものや話の順番から文章表現へというように、深いところから浅いところへと移っていきますが、文章表現や漢字のミスなどの最後の仕上げにあたる添削の後も、必ずそれを清書してもらいます。それによって密度の高い文章への変化を体感してもらうためと、まとまった文章を完成させるという体験をしてもらうためです。初めに書いたものと読み比べた時の生徒さんの自信に満ちた表情がたまりません!😊