国語の出題ミス……らしきもの
前回、高校の過去問集の国語解答について書きましたが、それより頻度は少ないものの、もっとずっと困るのが出題ミスです。これもやはり、記号で答える形式の設問で、現代文か古文かを問わず、たまに正解がないらしいものを見かけます。選択肢はたいてい4つか5つですが、絶対に違うものを消していくと2つ残る。本文と照らし合わせ、選択肢の文章の細部も比較検討するわけですが、どちらにも一部おかしな点がある。古文なら自分の単語の知識などを疑ってきちんと調べてみても、やはり、違う。
かつてある有名私立大学の国語でもこのパターンに遭遇したことがあります。幸い、有名私大なので、過去問解答も複数社が出しています。赤本と青本のその部分の答えを見てみると、見事に意見が分かれています。
理数系の問題では、まれに出題ミスを予備校の先生などが発見、指摘し、年度内なら合格者の繰り上げなどに発展することがありますが、国語の読解では、「どちらの選択肢もこの点とこの点が違う……と私は思う」という、''解釈''の問題になってしまい、はっきりと出題ミスであるという指摘は難しいです。
ただ、大学受験性はともかく、高校受験生にとってはこれはとてもしんどいですね。たとえ入試問題であってもミスは起こりうると客観視する以前に、「何この問題、難しい。わからない!」と感じて止まってしまうだけです。ではどうしたらいいか。生徒側にできることは、「自分が難しいと思う問題はみんなにも難しい。みんなも解けない。だからあんまりこだわらないで先へ行こう」と思えるようにすることです。入試は満点を取るためのものではありませんから。

