試験はゲームだ!

 進路をかけて臨んでいるのにゲームだなんて言ったら怒っちゃいますか? そんな本気の人にこそこれを読んでゲームをクリア……じゃなくて入試を勝ち抜いてほしいと思います。昨日の「捨て問」のお話と重なりますから、ぜひあわせて読んでくださいね。

 制限時間内にできるだけ多くのポイントを稼いで競争するのがゲーム(試験)です。どこにでも落ちているドングリ(1点の簡単な問題)、イガイガを割ったら取れるクリ(2点のそこそこの問題)、木に登って細い枝の先になっている柿(3点の難しい問題。ただし時々0点のシブ柿)を集めます。途中で雨が降ったり(花粉症のお隣さんのくしゃみが気になる)、道に迷ったり(単語をど忘れして思い出せない)します。

 どうせドングリだからと集めなかったり、無理して柿の木に登って枝が折れて怪我をしたり(難問に取り組んだら玉砕して時間をロス)したら、ゴールに着いた時カゴの中は何点分でしょう? いかにラクして安全にたくさんのポイントを稼ぐか、いつも判断しながら進むのです。

 ね? ゲームでしょう? どう攻略するか作戦をたててみてくださいね。