焦らずに、基礎、基礎、基礎!
「覚えている」ではなく「使いこなせる」まで
暑いですねえ。夏ですねえ。はっきりと季節の移り変わりを感じると、大抵の受験生は「え、もう?」と焦ります。学校や塾の通常授業もそろそろ終わりで、夏休み・夏期講習モードに入るので、ますます焦ります。友達はもう志望校の過去問を解いたなんて言っているのに、自分のこないだの模試結果は……などと比べてしまうと、もっともっと焦ります。
ここで焦りに乗せられて普段の勉強のリズムを崩さないようにしましょう。学力というのは勉強時間に比例して右肩上がりに一直線で伸びることはまずありません。特に高2までの勉強をあまり一生懸命やってこなかった人は、基礎が抜けているので、勉強を始めてから手応えを感じるまでの時間が長くなります。英語のような積み重ねの教科では尚更です。
まともな講師なら皆、口を酸っぱくして言っているのになかなか伝わらないことの第一は、「基礎が大事」ということでしょう。基礎さえきちんと固まれば、その先は早いのです。「もう夏!」と焦っている人は、「まだまだ夏」と捉え直して、腰を落ち着けて基礎固めに取り組みましょう。