学校や塾の進路指導 〜塾編〜
昨日の学校編に続き、今日は塾編です。
塾でも担任やチューターによる定期面談や進路相談を行うところが多いですが、生徒さんご本人を教えていない担当者が書類をもとに流れ作業のように形式的に行うだけの集団塾から、保護者や担当講師も含めて真剣に対応する個別指導塾まで、塾によって非常に大きなバラツキがあります。
ただ、一般的な傾向としては、塾側は生徒が現在とっている授業を減らさないように、できればもっと多くの授業をとるようにと誘導しがちです。「国立を目指す実力があるから、社会も増やして頑張りましょう」とか、「英語が弱いからもう一コマ増やしましょう」という具合です。ある生徒さんは、ご自分の将来を真剣に考え先輩たちの話も聞いた上で理系から文転しようとしたら、塾の担任が「文系の場合は学部ではなく大学名で受験校を選ぶものなので、行きたい学部に行けない可能性が高い」という謎のアドバイスをしてやめさせようとしたそうです。もちろん理系の塾です。(笑)
もちろん塾はそのような意図は隠して対応しますから、生徒側は本当に親身になってアドバイスしてくれているのか、塾の利益を優先しているのか判断がつきません。中には良心的な塾もあり、かつて私が出講先で教えていた生徒さんは、それ以前の塾で「うちには医学部受験のノウハウが欠けているから、医学部受験を得意とする塾に移った方がよい」と言われて移ってきた方でした。そのアドバイスをしたのはあちこちに教室を持つ名の知れた塾でしたのでびっくりしました。塾にもよりますし、教室や担当者によっても大きく違うのでしょう。
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