体育祭(運動会)を率いる現役受験生へ
中高一貫校では最近はクラブ活動の代替わりを早めて受験に備えるようで、運動部でも高2の冬で引退ということも珍しくないようです。ただし学校行事、それも体育祭となると話は別。文化祭の方はたいてい秋に、高3生は運営側には回らず見に行くだけというところがほとんどですが、体育祭は体も大きく経験も十分な高3生が下の5学年を引っ張っていくので、体育祭委員や応援団になってしまうともう大変です。有名な開成高校もそうですが、5月はまさに運動会の季節です。私のかつての生徒さんにも開成の実行委員を頑張っている人がいましたし、他にも有名な進学校の体育祭委員を務めて春休みから準備に勤しんでいた人がいます。今日はそんな人たちへの応援メッセージです。
体育祭委員になった高3生は、早朝や放課後も遅くまでさまざまな準備をするので、授業中に眠くなってしまったり、塾に行けなかったりすることもしばしばです。その結果、「自他ともに認める浪人コース」となり、「それならば」といっそう体育祭にのめり込むということが見られます。
でも実際の生徒さんたちを見ていると、必ずしもそうではありません。クラブ活動を熱心にしていたか帰宅部だったかが、成績や進学実績に関係ないように、体育祭委員だったかどうかと進学実績には、私の実感としては関係なさそうです。前述の開成高校の生徒さんも、「これで現役で受かったらカッコイイよね〜! みんなびっくりするだろうね〜!」と、良い未来をイメージしてもらい、必死で頑張って東大の現役で合格しました。🎉
コツは、勉強の量を減らし、時間も減らし、でも続けることです。英語なら、新しい長文に取り組もうとするのではなく、今日の授業の復習だけとか、前に色々赤を入れられたままの和訳を改めて完成させるとか、単語帳を1ページだけとかで良いのです。毎日どんなに忙しくても歯を磨き、顔を洗うでしょう? その程度で良いので、とにかく続けることです。その上で、どうぞ燃え尽きてきてください!