清少納言も関西弁だったかも
「古文も教えたいなぁ〜」なんて書いたら(「『古文=古典文法』ではない」)、先日、古文の授業をする機会に恵まれました。関西の国立大を目指す生徒さんへの共通テスト対策でしたが、そこでありそうでなかった新鮮な経験をしました。
音読をしてもらったのですが、それが生粋の大阪弁。大阪の方なので当たり前なのですが、私はずっと東京にいて、学校や塾で受けた授業も全て東京弁。Eテレやラジオ講座などでアナウンサーの方が朗読する古文も標準語です。古文を地方のイントネーションで聞くのは初めてでした。真似しようにもできない微妙な抑揚のあるやわらかな音で、しかも生徒さんがとてもスムーズに読むので(初見の文なのに! 理系なのに!)、思わず聴きほれてしまいました。
考えてみれば清少納言も紫式部も平安京で宮仕えしていた人なので、関西弁のイントネーションの方が原典に近いのかも。
12月に入り共通テスト対策もそろそろという時期になってきました。センター試験の時代から「古文が苦手」という理系の方は多いのですが、設問や注釈まで含めたパズルだと思うと読み解けることが多いです。単発や短期での受講も受け付けていますので、お気軽にお問合せください。あ、関西の方でなくてももちろんOKですよ。😁