共通テスト国語がやっぱり疲れた

 現代文に時間がかかり、古文・漢文はそれぞれ15分もあればじっくり考えられる問題でした。易しすぎる設問と、自分が高校生で本番会場にいたら迷った末に違う方を選んでしまったかも……という難しめの設問の差が大きかったように感じます。第1問で1問落として193点でした。

 それにしても共通テストは英国とも大問1つの中であれこれテキストを読まされるので、私のような単純な人間は頭が混乱します。センター試験時代でさえ1つにつき20分で4種類の文を次々に読んでいくのですから、「じっくり」などと言えたものではありませんでしたが、共通テストでは、文章I・文章II・資料・話し合い・生徒のメモ……と際限なく読み比べなければなりません。一人の主張を深く汲み取るとか、知識を頼りに古典を読み解くなどは求められず、短時間で浅く広く様々な情報をつかんで処理することだけが求められています。

 実際の生徒の点を見ていると、センター試験の国語ではほぼ実力通りの点数が出ていたのに、共通テストになってからは、読解力のある生徒の点が伸びず、国語の苦手な生徒の点がかなり高く出るという現象があります。国語の得意な人の方がむしろ共通テスト対策が必要なのかもしれません。