中1で英語が「苦手」? 大丈夫です!
昨年、お子さんが中学生になったお母様からご相談がありました。中学受験をして私立中学に入ったが、帰国子女や英会話を習ってきたクラスメイトが多く、英語の授業が難しくてご本人が不安に思っているということでした。今は小学校でも英語の授業があり、幼児のための英語教室もあり、英語のスタート時期がバラバラなので、中学入学時点での生徒の英語レベルもバラバラです。2教科や4教科で中学受験を頑張った子どもたちやその親御さんの中には、同じ不安を抱えている方も多いと思います。
結論から言うと、ズバリ、「心配ご無用」です!
今、どんなに周囲がすごそうに見えていても、実際には皆どんぐりの背比べです。ピアノを5歳で始めた人と7歳で始めた人とでは、7歳の時点で弾ける曲が違うのは当たり前です。でも10歳になった時、15歳になった時のことを考えてみてください。もともとの音楽的才能や好き嫌い、どれだけきちんと練習を続けたか等々で、結果はさまざまに変わってきます。英語学習も同じです。むしろ、皆に追いつきたいと日々一生懸命に取り組むことの方が、大学受験やその後も続く英語学習においては重要かもしれません。
そのお母様には、いつでも勉強のお手伝いは喜んでするけれど、まずは教科書をしっかりと勉強してみてくださいとお伝えしました。納得し安心してくださって、その後は英語についての不安を聞かないのは、「便りのないのが良い便り」だと思っています。
高2・3生やその親御さんには納得していただけると思いますが、中学入学時点ではずいぶん差が開いているように見えても、何年か経つうちに差は埋まり、逆転もすると言うのはよくあることですね。