浪人生の睡眠問題②〜底なしの熟睡😴〜

 昨日の「眠れない」というお悩みとは正反対の、「無限に眠り続ける」というお悩みの人もいます。体力や食欲などと同様に睡眠も非常に個人差が大きいです。昔から研究が続けられてきて、いまだにコレといった結論が出ていないことでもあり、「1日○時間睡眠をしましょう」と勧めたところで、眠れない人や眠り続ける人には意味がありません。

 眠るにも体力が要りますから、目覚ましが聞こえないほど眠り続けられる人は、とても健康で、それ自体は素晴らしいことだと思います。これもまた私の見聞きした限られた範囲での話になりますが、運動部で大活躍するタイプの人に多い印象です。夜の12時に寝て、空腹で起きたら昼の12時だったとか、深夜1時に寝て、8時に塾からの電話で起きて受け答えもしたのに、気がついたら12時で、山のような着信履歴がついていたなどの猛者たちもいます。ちなみに、そういう日の夜も、しっかり眠くなってぐっすり眠れるのだそうです。うらやましい……。

 このタイプの人はもう、毎日の睡眠時間を長めに確保するしかありません。その分、勉強に費やせる時間は減りますが、要領よく密度濃く勉強すればよいのです。そして、観たいスポーツの試合などが深夜にあっても、合格まではガマンです。誘惑に負けて観てしまうと、次の日が眠っているうちに終わり、崩れたリズムを立て直すのが難しくなるからです。目覚ましもスマホではなく、ねぼすけ専用の大音量目覚まし時計を布団から離れたところに置きましょう。