冬季講習は自分の必要に応じて取る
塾に不安を煽られないで
ついこの間まで暑い暑いと言っていたのに、もう冬季講習の申し込みが始まっていますね。今までも講習申し込みの時期に書いてきたことの繰り返しになりますが、講習は取りすぎないことが大切です。とりわけ冬の時期には、塾によっては受験生の不安を煽るようなことをして、「この講習をとれば大丈夫」とあれこれ詰め込ませようとするところがあるので要注意です。
先日ある人から見せてもらったパンフレットでは、非常に短い期間に10コマ近くものセットが4教科分も設定されていました。出席するだけでへとへとになって、復習などできるはずのないスケジュールです。そこは個別指導塾なのですが、驚いたことにその講習は集団授業でした。試しに授業料を計算してみたら、私の個別指導より高かったです。😳
もっと大手の予備校でも、共通テストのための講習を強く勧めていて、東大理系志望の生徒さんが勧められるままに数学の講座を取ろうとしていたこともありました。当然、必要ありませんので、説得して社会だけにしてもらいました。
塾に利用されるのではなく、塾を利用する
塾や予備校も商売ですから、たくさんの講習を取ってもらおうと勧めてきます。それは当然のこととして、受験生の側も自分軸で考えてうまく利用するようにしましょう。最近の高校生は非常に素直に塾の言う通りに従う傾向があります。当然、受験生も親御さんも初めての受験であったりして不安もあります。個別指導塾に行っている人は、迷ったら塾の教務や担任にではなく、直接授業をしてもらっている講師に相談することをお勧めします。自分の生徒に合格してほしいと思っているまともな講師であれば、塾の立場からではなく、生徒の立場に立って、講習の要不要などの助言をしてくれるはずです。