夏を締めくくる河合記述模試
すでに高校で一斉受験している人もいると思いますが、公開会場では明日が第2回全統記述模試です。春からの前半戦の成果が現れる場ですね。難易度がちょうどよく、幅広い層の受験生が受けるので、自分の実力をみるのにちょうどよい試験だと思います。
昔、医学部受験塾にも通っていた生徒さんから聞いたのですが、その塾には「模試は私大医学部と出題傾向が違うから練習にならない。時間の無駄だから受けない」と言う人が何人もいたそうです。それも一つの考え方ですので、すでに十分な実力があって後は過去問対策だけすれば余裕だという人や、本番に強いという自信のある人は、それでよいと思います。ただ、医学部に受かるには当然ある程度の実力が必須で、実力を測るには出題傾向や形式は関係ありません。
その上、模試は普段より緊張して受けられるはずですから、本番の練習になります。実力を発揮できれば自信につながりますし、思わぬ失敗をすれば、もっと思わぬことが起きるかもしれない本番への糧となります。
「英語はいつも焦って速く読みすぎるからゆっくりめに読もう」とか、「簡単な問題と難しい問題を見極めて、取れる問題できちんと得点しよう」とか、自分なりの課題設定をして、本番だと思って臨んでくださいね。