高校生の夏休みの宿題を親が手伝う!?

 一向に暑さが衰えませんが、夏休みもあと3日でおしまいです。高校生の中には学校の宿題を急ピッチで片付けている人もいることでしょう。頑張ってください!😁

 小学生が8月31日になってまだ手をつけていない宿題に泣きながら取り組んでいて、家族も総出で一生懸命サポートしているというのは、ほほえましい姿ですが、それが高校生だとしたら……、ちっともほほえましくありませんね。

 ところが、そのほほえましくない高校生と親御さんの姿が実際にあります。「ウチの子は放っておくとダメだから……」と初めは週割りや日割りでスケジュールを組んであげたり、口で何度も注意したりしていても、本人が全然やらないでいるうちに提出日が迫ってくる。学力がつかないのも心配だし、提出物での評価が下がって進級や、下手したら進学に差し障りがあるかもしれない。そして結局、目の前で監督しながら取り組ませたり、わからないところを教えてあげたりしながら「一緒に」やってしまうのです。

 親御さんの言い分としては「ウチの子は幼いから」でしょうが、それが分かっているならやるべきことは成長を促すことであって、決して小学生扱いして一緒に宿題をやることではありません。結局終わらせずに学校に行って先生に怒られようが、成績が下がろうが、自分のしたこと(しなかったこと)の当然の帰結をしっかりと本人に受け止めさせてあげることです。

 小学生でも、誰にも言われなくても自分で計画を立てて実行できる人はいます。性格の違いもありますし、もちろん成熟度の違いもあるでしょう。「ウチの子はそうではない」なら、なお一層、そうなるように促す努力をするべきです。親に夏休みの宿題を手伝ってもらってカワイイのは小学生までです。