医学部推薦って、なかなか受からない

「失敗は成功のもと」に、自分でする

 昨日は推薦合格・一次合格の嬉しいお知らせをしましたが、そうは言っても、なかなか受からないものです。一次通過の生徒さんは、その大学には受からないだろうと思っていたそうです。逆に、もう少し可能性が高いと考えて、他塾の対策講座にも通い、出願書類も完璧な出来のものを提出し、本試でも感触の悪くなかった大学は、一次に通りませんでした。

 推薦はとにかく人数が少ないですし、「若干名」などの表現で募集人数が明記されていないこともあります。募集人数が実際には一次通過者の人数だった(つまり二次ではもっと少なくなる)こともあります。つまり予測が難しいのです。

 ですから多くの受験生は、「2回チャンスがあると思って」「過剰な期待はせずに」受けるというスタンスを取ります。それでも実際に試験が終われば期待する心は出てきますし、落ちればがっくりするというのが本当のところだと思います。

 そんな時は、一日か二日、思い切り落ち込んでください。その後で、問題が持ち帰れた場合にはきちんと復習をしておきましょう。「本番」というのは成功しても失敗しても人を成長させます。大学入試とはこういうものかということを、多くの人より早く経験できたこと自体が貴重です。転んでもタダでは起きない精神で、その経験から学べる限りのことを学んでください。それは必ずこの先の勉強、そして一般入試に生きてきます。