動詞の不規則変化は完璧ですか?
春休みにやってほしい中学英語の復習ですが、忘れてならないのは不規則変化動詞です。難しい単語ではなく、どの中学の教科書にも載っているレベルのものです。医学部受験生でも東大などの国公立志望者でも不規則変化動詞のチェックをしてみると、結構ボロボロです。"sit", "come", "run", "fall" など確信を持って変化させられますか? つづり、発音も正しくできなければいけません。
過去分詞形などは完了形、受動態、仮定法とあちこちで出てきます。難しい仮定法の規則を考えるのに一生懸命になって、使うべき過去分詞の形を間違えてしまうというのはよくあることです。この時「あー、ミスしちゃった」で済ませてはいけません。仮定法ができるできないよりも、基本単語の三変化が身についていないことの方が大問題なのです。日本語に例えれば、難しい漢字の練習をしている人が、「あ」と「お」を間違えて「あ」に点をつけたり、「ぬ」と「め」を読み間違えるようなものです。”たまのミス”だからいいというものではありません。「漢字の前にまず平仮名ちゃんと覚えれば?」とつっこみたくなります。
何より知っておいてほしいことは、基本動詞の三変化を完全に身につけることで、さまざまな文法事項がスムーズに頭に入るようになるということです。簡単なことを練習して難しいことができるようになるわけですから、とてもラクで効率的な勉強です。