必ず解ける英語語句整序問題〜パズルみたいに楽しんで〜

 私大医学部でも(旧センター試験でも)よく見かけるのが語句の並べ替え問題です。東大二次でも長文の中で出題されますね。出題の仕方によっては難問になり得ますが、独立した文法問題として、特に和文付きで出題されているものは、得点源にしてください。もちろんきちんとした文法と単語や構文の知識があることが前提ですが、丁寧に取り組めば必ず正解できます。そのためのポイントをいくつかご紹介します。

必ず英語を書きながら解く

 簡単そうだと舐めてかかってアイウなどの記号だけを並べているとかなりの確率でミスをします。1行程度の英語を書くのにそんなに時間はかかりませんから、簡単だと思っても必ず一語一語書いて、語群からその語をいちいち消していくようにしましょう。途中で間違いに気付いたり、混乱してしまったら、落ち着いて一度全て消しゴムでしっかりと消すことです。

一気に作らなくていい

 1回目ですんなり作れないと心配になる人もいるようですが、並べ替え問題はちょこっとずつ塊を作っていくことがポイントです。小さな塊を作っていくと、塊同士がくっついていつの間にか一文になります。「与えられた出だしの次に来られる単語はコレ」とか、「コレとコレがくっつく」とか、「日本語のこの部分はこの単語とこの単語」というふうに、くっつきやすいものからくっつけていくのです。ジグゾーパズルをはめていくのに似ています。

仕上げは抜かりなく

 大体できたところで、余った単語を最後に適当にくっつけておく人がなぜかとても多いです。これは勿体無いですから絶対にやめてください。並べ替え問題は、どんなに惜しいところまでできていても、一つの単語の入れ場所を間違えたら0点です。大体できたから良しではなく、完成させなければいけません。冠詞や前置詞、代名詞などほとんど内容を持たない単語が余ることが多いと思いますが、入れることのできる場所はもう一度文を見直してみれば必ず見つかります。

 英作文をしろと言われたら大変でも、並べ替えをするだけなら、時に知らない単語や表現があっても、正しく出来上がることがあります。パズルみたいに楽しんで解いてみてください。