なんちゃって個別指導と完全個別指導の違い

 ひと口に「個別指導」といってもその実態は様々です。講師と生徒が1名ずつの授業であればとりあえずは「個別指導」ということができますが、中には講師1人に生徒2人でも「個別指導」を名乗るところもあるので驚きます。また、マンツーマンであっても授業の場所がカフェなどのこともあります。これは家庭教師にしたいけれどお家では不都合があるという場合に多いのですが、おすすめしません。薄暗いフロアに多くの人が出入りしておしゃべりしている中、喫茶用の小さいテーブルを挟んだ状態では双方とも100%集中して授業をすることは不可能です。集団塾に当てはめるなら、教室ではなく例えば町の公園で授業をするようなものです。特に講師の側からカフェでの指導を持ちかけてくる場合は、このことをわかっていないか、授業を軽視しているかのどちらかだと私は思っています。

 完全個別指導とは、講師・生徒の双方が集中して授業に取り組み、特に講師は生徒の表情や思考のクセまで読み取って、今つまずいている問題のみならずこの先のつまずきの目も摘んでおこうとするものです。

 響教育研究所ではご家庭での授業ができない場合は貸教室(貸会議室等のサービスが最近は充実しています。)を利用して授業を行います。使用料の一部をご負担いただくのでカフェよりは少しお金はかかってしまいますが、真剣な授業の積み重ねが生む大きな違いと比較してみてください。