大学別模試ラッシュ

 この土日は駿台の東大実戦模試でしたね。受験された方は二日にわたってお疲れ様でした。(でも河合塾の一日詰め込み東大オープンよりずっとマシだと思います。本番通りですから。)東大以外にも京大、北大、東北大などの旧帝大や、河合塾では東工大や一橋大の模試もあります。

 夏休みの終わり頃までの継続的な努力の成果がそろそろ反映される時期です。勉強の方向性が正しかった人は手応えが感じられたのではないでしょうか。

 逆に、課題がはっきりしてくるとも言えます。「力を入れてきた長文はそこそこできたけれど、自由英作文がまだまだ」とか、「文構造は取れるようになってきたのに、単語がわからなくて和訳ができなかった」などです。課題が浮き彫りになってくるというのは進歩の証ですから、「まだこれがダメだ」というマイナス思考ではなく、「これをやればいいんだ」というプラス思考で取り組みましょう。

 今から2月末の二次試験まで、丸3ヶ月以上あります。二学期が始まってから今までの時間よりも長いのです。着実に勉強を続けるならば伸びないはずがありません。くれぐれも、「今からやっても無駄だ」などと勘違いしないでください。以前東大に現役合格した生徒さんは、秋の時点で「いまさら単語帳とかやっても覚えられる単語の数が知れてる」と言って弱点の単語を放置していたのですが、11月から私との個別授業が始まり、ペースを決めて単語を覚えてもらったところ、単語帳で覚えた単語が長文で出てくる、和訳で出てきた単語が単語帳に出てくるという連関に気を良くして、それまでが嘘のようにきちんと単語を覚えるようになりました。

 3ヶ月というのは地道な努力が報われるのに十分な時間です。やるかやらないかは、あなた次第です。