定期テストの古文・漢文は音読で楽勝

私大医学部の指定校推薦をねらう人へ

 推薦のために学校の試験でもよい成績を取らなければいけない場合、もともと入試科目に入っている英語はよいとして、古文・漢文や社会はなかなか厄介ですね。特に大学附属の女子校の場合は国語教育に力を入れているところも多いので、前日の付け焼き刃の暗記では太刀打ちできません。これを解決するのが「音読」です。

 入試と違って定期試験はあらかじめ範囲がわかっているので、音読の効果も直接的です。出題される古文・漢文の内容自体や、文法・句法を理解したあとは、他の教科の勉強の合間に5分だけ音読をすればよいのです。2日に一度程度やれば十分です。古文では漢字の読み(例えば「蔵人頭=くろうどのとう」)や現代語訳が必ず出ます。漢文では正しく書き下したり白文に返り点をつけられるかが必ず訊かれます。どちらもちょくちょく音読していれば、テストでその部分を見たらすぐにわかります。あとは前日に、文学史的な知識、つまり作品名や作者名、時代、ジャンルなどを漢字でかけるようにしておけば万全です。

 かつての生徒さんで、古典は不定期に(といっても定期テストに合わせて計画的に)受講していた方がいらっしゃいます。余裕を持ってテスト範囲を終わらせたあとは、「とにかく思い出したら5分音読して」と言っておいた通りになさって、初めは苦手だった古典でテストを重ねるごとにどんどん点を取れるようになりました。高校3年生になってからの試験後は、「先生! 音読って本当にいいですね!」、「今回、ワタシ、満点かも……。」と毎回知らせてくれるほどで(満点ではなかったのですが😅)、結局、見事な内申点で指定校枠を勝ち取りました。

 こんなお手伝いができた時は本当に嬉しく、講師冥利に尽きます。計画的に、そして効率的に国語も見てほしいんだけど……という方は、どうぞご検討ください。