反面教師にしてほしい、消えていった医学部受験生たち③
塾や予備校の新学期が始まる頃ですね。新しい先生との出会いがあると思います。自分のやり方で頑張ったけれども浪人をすることになった場合や、転塾した人にぜひ読んでほしい内容です。
まずは言われた通りにしてみる素直さがあるか
「音読の習慣がないなら、ぜひ今日からやりましょう」
と出講先の生徒に言った時、ある生徒は授業後に教務担任に「関先生に音読しろって言われたんですけど、音読って本当に大事なんですか? やらないとダメですか?」と訊いてきたそうです。別の一人は、「あー、音読ですかー。今まで親にも学校の先生にも塾の先生にも言われたんですけどー」と嫌そうな顔をしていました。それだけ言われてなぜやらない?!😅 どちらの生徒も一ヶ月も経たずにその塾を辞めてしまいました。
講師が、それも一人ひとりのためのベストを考えている個別指導講師が、やる意味のないことや大事でないことを言うはずがないのです。それまでのやり方に改善すべき点があるから指摘するのです。自分のやり方で受からなかったのだから、まずは言われた通りにやってみようという素直さはとても重要です。(「ある医学部3浪生の話⑤」をお読みください。)
逆に、自分のやり方が正しいという確信があるならば、塾や講師を変えずにそのまま貫けば良いのです。実際にそうやって結果を出す人もいます。しかし、自分の気にいることを言ってくれる塾や講師を探すことで合格に近づくことはありません。