夏休みは最低10時間の勉強を
勉強量は「時間×密度」で決まります。1日は24時間しかありませんが、現役生は日中の多くの時間を学校で過ごしています。したがって学校の授業を有効活用することはものすごく大切ですが、夏休みはその時間も自分で考えて使うことになります。
大学受験生であれば「1日10時間以上」というのを一つの目安としてください。人によって体力や必要な睡眠時間は異なるので、大まかな例として1日の勉強時間を考えると、こんな感じです。
朝7時に起きて8時〜12時までの4時間のうち、休憩を1〜2回挟んで3.5時間。(のんべんだらりと勉強するのではなく、必ず休み時間をとってメリハリのある勉強をしてください。そうしないともう一つの要素である「密度」がガクンと下がります。)
お昼ご飯を食べて午後1時〜6時までの5時間のうち、4〜4.5時間。
晩ご飯を食べて2時間のんびりしてから、夜8時〜10時半までの2.5時間。
ゆっくりお風呂に入って寝支度をして、11時半か12時には就寝。
ご飯の時間帯などはそれぞれのご家庭に合わせて調整してください。もちろん塾のある日などはこの通りにはいかないでしょうが、かなりたっぷりと睡眠時間と休憩をとっても、10時間を下回る方が難しいことがわかると思います。
コツは午前中の3.5時間です。これをこなしてしまえば、寝るまでにあとは6.5時間だけ。10時間も勉強したことがないという人は、このコツを意識してください。