学校の勉強こそ大切です!
塾へ行くよりまずは復習を
新学期が始まって約2週間ですね。どの学校でもそろそろ各授業のペースが決まってくる頃かと思います。「今度こそ、定期テスト前の駆け込み勉強をやめて、普段から計画的に勉強するぞ!」と(いつもの😁)決意で頑張っている人もいるでしょう。
今や学校と、塾や家庭教師の両方で勉強するのが当たり前のようになっていて、学校と塾業界はライバル関係でもあり、協力関係を作っているところもあります。さて、塾業界の方に属している私がいうのもナンですが、学校の勉強、かなり大切です! 学校の勉強をきちんとやって、それでも苦手な教科や、逆に物足りない部分だけを塾や個人指導に頼るので、本当は十分です。
では、学校の勉強を「きちんと」やるとは具体的にどういうことでしょうか。その日のうちに授業で何をやったのか、ざっと復習するだけです。教科や先生の方針によっては予習も必要です。予習はううあくまでも予習なので、完璧にする必要はありません。何がわからないのかをわかればいいのです。授業後は、そのわからなかったことがわかったか、他に先生が強調していたことが何だったかを、ノートを見ながら思い出せればよいのです。わずか数時間でも人は忘れるので、ノートを自分にわかりやすいように取っておくことは大切です。(参照「ノートを取らない高校生が増えた」)
ある高校生が、学校の復習をするようになって、すぐ嬉しそうに、そして「大発見!」というように報告してくれたことがあります。
「大切なところは次の授業の時にも先生たちはまた同じことを言ってくれているんです!」
大切なポイントを、教える側は何度も、授業をまたいで教えています。復習をしないでいると前回のことはほぼ忘れていますから、次に聞いても頭に残りません。復習をしておけば、これは前にも言っていたことだと気づき、複数回学んだことになってしっかりと記憶に残ります。
その生徒さんの学校は、非常に進度が速く、宿題やレポートの量もびっくりするほど多いのですが、授業後の復習を1学期間続けただけで、定期テスト前もさほどすることがなく、テスト結果も大幅アップしました。本当に、私が言うのもナンですが、塾へ行くより学校の復習ですヨ!