私大医学部でE判定は当たり前
河合塾の第1回全統記述模試を受けた人は、もう結果が返ってきましたね。私大医学部志望者の中には、そこそこ自信があったのにE判定ばかりでガックリしている人も多いと思います。でも安心してください。合格していった先輩たちも同じでした。
医学部は一つの大学あたりの定員数が他の学部に比べてとても少ないです。一方で医学部人気は高いままですから、少ない定員数を大人数で取り合うことになります。その結果、同じような点数帯に大勢がひしめき合うことになります。得点帯ごとの人数分布と判定のグラフを見ると、ABCDがとても狭い範囲に連なっています。特にボーダーのあたりは人数が多くなるので、1点動けば何百人と順位がずれます。そうすると、点数はそう悪くはないのに判定はEということが頻繁に起こります。
まだまだ実力をつけなくちゃ!と頑張っているボーダーやそのすぐ下あたりにいる方たちは、「判定はEが出るもの」というくらいの心構えで、気にせず勉強を続けましょう。判定よりも、苦手教科や苦手分野の特定やその強化のために模試データを見るようにしましょう。
逆にCやDの判定が出た人は、ほんの数点でボーダーを下回るということを肝に銘じておきましょう。判定に一喜一憂しないことです。