受験生は腰痛になる?

 本格的に受験勉強を開始して1ヶ月、皆さん腰が痛くなっていませんか? 特についこの間まで運動部で毎日たくさん体を動かしていた方、大丈夫ですか? 部活がなくなって、学校でも塾でも家でも長時間椅子に座ってかがみ込むように勉強ばかりする生活になると、肩こりや腰痛に悩まされる人が多くなります。人はさまざまで、もともとインドア派でじっとおとなしく本を読んでいるようなタイプから、常に体を動かしてじっとしていない活発なタイプまでいます。運動部に入って高3まで活躍するような人はもともと後者のタイプでしょうから、ずっと座って前屈みになっているというただでさえ負担のある生活は、元運動部院にはとりわけ不自然でしんどいものです。

 一日に20〜30分だけでも外を走ったりストレッチをすることを毎日のルーティンに取り入れてみてください。勉強するときは30分や60分など時間を区切り、合間には伸びをしたり、ちょっと立ち歩いてみるだけでも少しはマシになります。また、机に向かわなくてもできる勉強は、楽な姿勢でやった方が良いのです。以前の記事で、木陰を行ったり来たりしながら英単語を覚えていた受験生のことを書きましたが、単語に限らず教材が一つで済むものや、ペンを持たずにできるものには、立ち歩き勉強はおすすめです。机の上に足を投げ出して椅子にそっくりかえり、天井を向いて暗記や音読をするのも、首や腰への負担軽減になります。

 やる気があっても体が辛ければ勉強を続けることは難しいですから、自分にとってできるだけラクな方法を見つけましょう。