シャドーイングをやってみよう

 以前、通訳もなさる英語教育者のお書きになったものを読んでいたら、フランスの通訳教育ではシャドーイングはしないそうだというお話が書いてありました。フランス人通訳が言うには、他人の言ったことをただ繰り返すのは頭も使わない無意味なことだから、だそうです。まさに「所変われば……」ですね。このエピソードも結局、万人に成果のある外国語習得法などない(確立していない)ということだろうと思います。

 私としては、日々継続することさえできれば、好きな方法で勉強したら良いと思います。ただ、言葉である以上は、耳で聴き、声に出して練習した方がいいですし、シャドーイングもやってみたらいいと思います。昨日までの記事にも書いた通り、ちょっと難しいので、まずは自分のペースでしっかり音読をしてからシャドーイングに進むことをお勧めします。舌が回るようにしておく感じです。

 シャドーイングのコツは、「過去を捨てる」こと。止まってしまったり、落ちてしまったら、気にせずにそこは捨てて、次から復帰するのです。できなかった部分を気にしてしまうと、復帰できなくなります。

 実際にやってみて、楽しいなとか、難しくて燃えるとか、何か得るものがあったなら、少しずつでも是非続けてみましょう。