単語はフレーズごと覚える

長い方がかえって覚えやすく、使いやすい

 英語の単語を覚えるときに、その単語の意味だけ覚えて安心していませんか? 例えば「headache」という単語があります。「頭痛」です。綴も発音も正しく覚えたとして、「私は昨日頭が痛かった」という文章はパッと言えますか? 特に考えずに、”I had a headache yesterday.” と出てきた人はおそらく正しい勉強の仕方をしています。「have」が別の単語になったり、「a」を忘れた人は、改善の余地があります。せっかく単語を覚えたのに「a」を忘れて失点するのではもったいないですよね。

 少ない労力でテストでも実生活でも使える覚え方は、文章ごと、少なくともフレーズごと、丸々覚えることです。頭痛の例なら、"I have a headache." か、"have a (severe) headache" を丸ごと覚えるのです。むずかしくないはずです。他にも "make an effort" とか、"be late for (schoolなど)" とか、例を挙げればきりがないほどですが、なめらかな一つのフレーズとして覚えると、労力は変わらず、英語力はより確実で実用的なものになります。