長文は先を予想しながら読む。ハズレても。

 先日の河合の第3回全統記述模試を受けた生徒さんから長文について報告を受けたのですが、その時は問題冊子がなくてその生徒さんはご自分の記憶で内容を説明してくれました。

 第4問の長文です。「オレオを両側のクッキーをはがすとサンドしてあるクリームがどうなるかっていう話なんだけど……」と、なんとも面白そうな出だしではありませんか。わくわくしながら話を聴いていて私が先走って想像してしまったのは……。

 オレオの2枚のクッキーを両手ではがすと、右手側か左手側のどちらかにクリームがついてくるか、あるいは一部は右手側に一部は左手側に分かれてついてくるだろうから、その模様で占いができるのかも! 「オレオ占い」の話? 楽しそうだなー!

 はい、ここまでくると想像というより、妄想の域ですね。実際の長文はレオロジーという学問分野(物理かな? レオン自動機という包餡機械の会社がありますが、その社名の由来です。)がテーマで、オレオのクリームは固体ではなく液体(流動体)だということでした。生徒さんは私の妄想の外れっぷりに、「先生、発想が文系だね〜」と大笑いでした。

 さて、ここからめげずに何をお伝えしたいかというと、長文を読む時(国語でも同じです)、常に「この先はどうなるのだろう」と推測・予想・時に妄想しながら読むべしということです。そのようにして読むと、推測が正しかった場合は理解が非常にスムーズですし、予想が外れればちょっと立ち止まってすぐに修正できたり、また驚きを持って読む楽しさがあります。「オレオ占い」の人が言っても説得力がないか……。😅