古文の朗読が教科書のQRコードで聴ける

 最近中学2年生に国語を教えていたのですが、教科書にQRコードがついたのですね。古文や漢文は音読が最も大切ですが、ちょっとした漢字や歴史的仮名遣いの読みがわからないと、それだけでやる気がなくなってしまうので、朗読が聴けるのはとても良いですね。

 しかし、生徒さんに訊いてみると、QRコードを読み取ってみたことはないとのこと。クラスのみんなも「たぶん誰もやってない」そうです。もちろんお家でやっている人は少しはいると思いますが、「わざわざやらないなー」という気持ちもわかります。授業で音読をしたら「ここはこう読むのか」と自然に頭に入ってきますが、受動的に入ってくるのと能動的に入れるのとでは意外に大きな違いがあるものです。

 わからなかったら後でQRコードで調べられると思うと、教わる側も、ひょっとすると教える先生の側も、「ここは大切!」というポイントを伝え、受け取る注意力が落ちたりして……なんて事まで想像してしまいます。
『馬を水飲み場に連れて行くことはできるが、水を飲ませることはできない』
というイギリスの諺を改めて思い出しますが、QRコードがついていてもそれを勉強に使うかどうかは学ぶ人次第ですね。

4月4日の記事の訂正】
『中学英語教科書&CD&ワークは最強の武器』で「まだ音声ダウンロードではなくCDのようだ」ということを書きましたが、高校生の生徒さんと一緒に使っていた教科書が旧版だったようで、勘違いしていました。令和3年度の教科書から英語もQRコードによるダウンロード方式になっているようですね。失礼いたしました。