簡単な単語ほど重要

 過去問に手をつけ始めた受験生も多いことでしょう。文章によっては単語帳に載っていないような難しい単語が混じっていることがあります。また、少し専門的と感じる単語も学部によっては多く出てくるでしょう。医学部であれば、病気の名前(diabetes : 糖尿病)や症状を表す単語(diarrhea : 下痢)なども出てきます。そういう慣れない単語に引きずられて、完璧に覚えておくべき単語の暗記をおろそかにしないように気をつけてください。

 例えば、一般的な頻出単語である「dedicate」と「detect」を混同していた場合、文章の内容自体の読み取りが難しくなります。でも、「diabetes」を仮に忘れていたとしても、前後の内容からそれが何らかの病気か症状の名前であることは明らかです。話全体が読み取れなくなることはありません。一般的で普通のレベルの単語を確実に覚え続けていくようにしましょう。

 ちなみに、「diabetes」などは訳を見てわかるように「専門的」とまでは言えない単語です。今後、過去問を解いていく中で何回か出てくれば、慣れて覚えてしまいますから、心配しなくて大丈夫ですよ。